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製造業DXの第一歩は、
最も現場に近いソリューションを

NEWJI VRとは

360度カメラを用いたVR技術のシステムにより、国内外の工場視察をオンライン・遠隔で実施することができるサービスです。
実際に現地に赴く必要がある工場視察や出張を、現場にいかずとも実現すべく、映像や音声のデータをクラウド上で処理し、VR技術を使って現場にいるような感覚で仕事をすすめることが可能で、場所を問わずリアルタイムの工場現場の映像を視聴することが可能です。

また、コロナ禍において、工場視察の際に現地で対面による交渉等が必要であったが、NEWJI VRの利用により、対人・接触することなく、リモートで工場視察をすることが実現可能となり、対人接触の機会を低減することもできます。

開発のきっかけ

NEWJI VRの構想を始めたのは、2018年の夏。新型コロナウイルスが発症する前のこと。

毎月、多い時には1ヶ月に2-3回は飛行機に乗って国内外の往復を繰り返していました。会社への負担は1回の渡航で15万円ほどかかる旅費交通費・宿泊代・海外保険代などの費用面だけではなく、海外出張で不在する際には同僚の支援を得ながら、仕事をなんとか滞りなく進めて行かなければなりません。

当然ながら体力的な負担は否めません。移動による体力的な疲れはもちろん、昼夜問わず工場現場で目の前にある課題を解決する日々、同行している同僚や取引先と過ごす時間はビジネス上必要ではありますが、出張期間中は自由は奪われ、時間的拘束も長く、掛かった費用に対する効果や改善の成果を問われ、その報告義務も欠かせませんでした。

製造業の三現主義(現場・現物・現実)から目を背けてはいけないと思い、突発的な問題が発生したら次の日には飛行機に乗って現場を確認しに行くと言う無茶な行動も多々繰り返していましたが、あまりにも多い海外出張だったと思います。

当時は部門で課せられたコストダウンの目標もあり、1人で年間600万円ほどの出張旅費交通費を少しでも浮かすことができれば、会社全体の出張回数を考慮すると、大きなコストダウンにつながると考えるようになりました。

そして、海外出張へ行く目的はなんだろうか、その目的を現場に行かなくても果たすことができればいいのではないか、そのような考えから、今度はどうやってそれを実現できるかと具体的な方法を模索し始めたのです。

コストダウン

製造業の大義名分でもあるコストダウンの矛先を、必要経費と言う一言で済ませて表立って大きく取り上げられない海外出張旅費に焦点を当てた。

VR技術の活用

高画質へのこだわり

当時はまだVRがゲームやイベントごとでCG活用されていることが多く、大きく具体的に企業活用という題目で開発されたシステムはほとんどありませんでした。
しかし、5GやDX(デジタルトランスフォーメーション)と言うキーワードが浸透していくにつれて、企業が本気でデジタル化に取り組み始めたのです。
その中にVRも位置し、もしかしたらVRって活用の仕方ですごいことになるのでは?と言う声も出始めていました。

製造業でも同じでした。企業によって差はあるものの、現場で取り入れられた設備や新発売の製品にはIoTやAIが普通になってきた中で、ようやくVRも教育目的を中心に、現実的な活用事例が増えてきたようなタイミングでした。

VR技術を活用し、360度現場にいるような感覚で仕事が進めることができれば、世の中はどうなるだろうかと考え、実際に海外出張をメインで仕事を全うしていたことでイメージと現実をすぐにリンクすることができ、これまで負担してきたコスト・時間・体力のいずれも大幅に軽減できると確信を得ました。

また、製造業の企業にとって、生産された製品や資材にごく僅かな傷や埃がついていると、不適合製品としてなかなか世に出せない風潮があることから、とことん細かい部分まで見ることができ、実際に手に取っているのと同じような映像クオリティが求められると言うこともあらかじめわかっていました。
とことんこだわり尽くしたサービスに仕上げることができれば、現場に行かなくても工場の状況や生産ラインに流れているモノを確認できることは言うまでもありませんでした。

それが現状サービスで大好評を得ている360度モードと接写モードの掛け合わせとなります。
360度モードは4Kによる配信で、視聴する映像が高画質でなければならないと考え、一般に出回っている安価なカメラの採用は見送り、最高レベルのレンズや画像センサーを搭載した比較的高価なカメラを採用しています。

接写モードでは、人数が増えれば増えるほど画質が落ちる仕様の一般的なテレビ電話ツールでは不十分であり、製造業として確認したい製品の細かい部分や工場内で掲示している作業標準書や検査記録表など、傷や文字がボケて見れないと言うストレスを避けるため、人数が増えても高画質配信を維持できるようシステムを設計しています。

また、万が一ネットワークによる映像の遅延(レイテンシー)が発生した場合にも、音声によるコミュニケーションは最低でも維持できるように、映像と音声をあえて分けてシステム構築をしていることも重要ポイントとしています。

NEWJI VRはこうした製造業に身を長く置いて得た実体験から、大義名分であるコストダウンを目的に作り始めたサービスです。
このサービスが海外の現場へ実際に足を運んでいた方々にとって、コストダウンやDX化の一つの選択肢となることを想定し、開発を続けていきたいと思います。

NEWJI VR開発者より皆様へ

NEWJI VRは、多くの方が未体験である仮想現実の世界で、実際の仕事で見慣れた工場をグローバルにつなぐサービスです。是非、使ってみた感想をお聞かせください。

Ryuji Ikuta
CEO

不確実性の高いこの世の中で、何が正解かはわかりません。優れたツールや選択肢を持っている企業は、いち早く時代に順応し利益を享受することが可能です。是非ご体験を!

Masashi Miyazaki
CTO

開発者トークセッション

YouTubeにて配信しています。
開発者の私たちが、製造業の現状や今後のDXについてセッションしています。

About video

現状の課題

2020年、新型コロナウイルスの影響により、国内での移動制限や企業の立ち入り制限、海外でも多くの国が他国からの入国を制限するようになり、突如サプライチェーンが寸断されてしまったのです。これにより、自動車、パソコン、携帯電話、電子機器、家具、衣服を中心に、多くの製造業のサプライチェーンが深手を負っているのが現状です。

我が国の製造企業は、厳しいグローバル競争に対応するため、世界規模での最適な機能分業を志向しつつ、積極的に海外展開を進めることが求められている最中、この度の新型コロナウイルスの影響によって国内製造企業の海外展開はほぼ停止寸前の状態まで陥ってしまったことは否めません。

企業も出社率やリモートワークが始まり、国も総力を上げてこれまでと違うニューノーマルの時代を後押しするかのように補助金や助成金を準備しました。

ただ、それでも企業としては安定供給や品質維持を絶対的に担保せざるを得ず、各企業がスマートグラスやテレビ会議ツールの導入を加速させました。
これまでのように現場に行かずともある程度仕事はメールや電話を中心に、出張の回数が激減したとしてもなんとか維持することを目標に振る舞い続けていました。

力量のある取引先であれば、自ずとこの世界的な危機に順応に対応し、これまで同等の水準で生産や品質を維持しています。
しかし、全ての生産ラインがうまく対応しているわけではありません。

取引先から送られてくる画像や動画はこちらの意図を全て満たしてくれるものではなく、さらに一人称の視点によるテレビ電話などを通じて、現場の状況を把握しようとしても画質が悪く詳細を掴みきれないということも多々発生しました。
各社が必死になって遠隔で現場状況を把握できる体制を模索していた状況ですが、なかなかこれまで現場に足を運んで仕事を進めていたようには成り立ちません。

製造業における資材の調達・購買にあたっては、安定供給や品質維持のため、サプライヤーの現場視察などを通じて、技術レベルや管理レベルを把握することが必要であり、自社の求める品質基準についてサプライヤーと価値観を共有し合意することが絶対条件です。

結局、現場へ行って自分の目で確認したほうが早くて安心できると言う考えに至りますが、新型コロナウイルスによる影響のため現場視察がこれまでのようには行かず、仮に新型コロナウイルスが収束したとしても、現場に行けないリスクがこの先いつ発生するかは不明です。

我が国の製造企業においては、資源の原材料が不足していることがデフォルトとなっており、海外から輸入せざるを得ない資材(原材料・部品)が多数存在しています。海外拠点で部品などを生産し、海外製の部品を日本に輸入して、日本の工場などで最終的にメイドインジャパン製品へと加工するケースが多数存在するのです。

NEWJI VRでできる解決策

VR(360度視点)による現場体験と肉眼で見るのと変わらない高画質で
海外工場の現場視察をデジタルトランスフォーメーションで体現すること

バイヤーとして活用

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サプライヤーとして活用

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私たちが提供するNEWJI VRは、世界中どこでもネットワーク環境が整っていれば、利用することが可能です。
企業によっては、年間を通じて、数百万から数億円かけていた出張旅費交通費の一部を回すことで、そのコストを大幅に抑えて運用することができるのです。

定期的な品質監査や、突発的な不適合発生による現状把握。既存製品の製品仕様変更や4M変更に伴う工程確認。もちろん、新製品の妥当性確認のための生産ラインの確認にもご利用いただけます。

また、遠隔社員へ向けた現場の教育目的による利用も、顧客と一緒に現場を見て納得してもらうためでも、サプライヤーとのコミュニケーションツールとしてでも、利用目的無限大に広がります。
まだ訪問したことがない新規サプライヤーへの初めての工場視察であってもNEWJI VRを活用し、一次評価として取引を進めるか意思決定がされています。

中国にある生産工場の様子を、リアルタイムで日本の本社・シンガポールの支社・インドとドイツの顧客と一緒に確認することも可能です。
現場に赴き、目的に沿った課題を現場で解決し、現場の状況を全く知らない上司へ報告することがこれまでのやり方でした。

NEWJI VRでは、大型モニターに接続することで、人数無制限で同じ映像を同じタイミングでリアルタイムに確認することができ、集まる場所はそれぞれの会議室や在宅、移動中であっても場所は問いません。

最短5分で現場を隅々まで確認することができる世界対応のツールとして、多くのユーザー様にご愛顧いただいています。
まだ、体験されていない方は、今すぐ下記よりデモ体験をリクエストいただき、その価値を十分に感じてください。

NEWJI VRの機能

製造業で必要なことをユーザー様からヒアリングし、開発要件をまとめ、NEWJI VRの機能としてバージョンアップしています。
多くのユーザー様の声を形にした機能をご覧ください。

NEWJI VR SUPPORT

SUPPORT TEAMsupport@newjivr.com

現場DXも効率化も、結局はあなた次第

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